2012年 03月 21日
神島保育所の移転先の変更を求める・請願審査・・・・・ |

朝からの予算決算・環境福祉分科会が終了したのが3時半。請願審査も3番目という事で約2時間、議員控室で待ち続けて、「神島保育所の移転先の変更を求める請願について」紹介議員として説明と質疑を受けました。
請願理由として以下の事を申し上げましたが、残念ながら継続審議となりました。
継続審議は本来ならば次の委員会において再度審議を行うのですが、今回は4月に改選という事で、事実上今回の請願は自然消滅してしまいます。
①当初、具体的な候補地として、汁方・干拓・中村・瀬戸があったというが、3.11以降の考え方としては、もっと他の選択肢もあるはず。
②瀬戸地区は、海岸の堤防から見ると低い土地であり、地震による液状化も想定される。とても安心して子供を預けられる環境とは思えない。
③瀬戸地区の予定されている土地は、コの字という地形である。道路に接する部分がわずかである。土地の形自体適当とは思えない。不動産の利用形態からしても不自然。
④瀬戸地区に対しての執行金額
平成22年度 不動産鑑定委託料・・・・・・・・・・・・・・・・・・273,000
分筆測量図作成委託料・・・・・・・・・・・・・・・491,589
平成23年度 地質調査委託料・・・・・・・・・・・・・・・・・・2,310,000
開発許可申請図作成業務委託料・・・・・・・483,000
・・・・・保育所用地購入費・・・・・・・・・・38,164,700
合計 41,722,289
⑤今後建築までに予想される費用
道路拡幅工事関係・・・・・・・・・・・・・4,000万
造成設計委託料・・・・・・・・・・・・・・・・・数百万
用地造成工事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・数千万
建築するまでに、まだ1億円を超える予算が必用となる。 (建築費は別)
⑥道路の拡幅に関しても一部地権者の同意を得られていない。
⑦津波には避難訓練を充実していくという事だが、幼い子供たちを無事に避難させるというのは想像以上に困難。
⑧たとえ無事に避難したとしても、建物に甚大なる被害が発生する事も十分に考えられる。補修するにしても建て直すにしても、また予算が必要になる。あえてそのような不安がある土地に建設する必要があるのか?
⑨3.11以降の考え方として今後の公共施設の土地選定は、根本的に考え方を見直す必要。瀬戸地区については様々な課題があり過ぎる。瀬戸地区の保育所移転を断念して、瀬戸地区の利用計画を考え直し、新たな候補地検討に入るべき。瀬戸地区移転に変更はないという前提での一時保留ではなく、瀬戸地区移転を白紙にすべき。国や岡山県の防災計画見直しを待つことなく、笠岡市としての方針を示すべき。
by kakuda-kuniya
| 2012-03-21 17:45